労働契約法とは
労働契約法は、平成20年3月に施行された、労働契約についての基本的な規律を定めたものです。
条文は19条しかなく、他の労働法規と比べると、かなりコンパクトな法律となっています。
比較的新しい法律ですが、これまでとは違う新たなルールを定めたものではなく、解雇権濫用法理や、就業規則の不利益変更の要件など、これまでの裁判例の中で確立された労働契約に関するルールを改めて明文化したものといえます。
したがって、労働契約法の登場により、これまでの裁判例の判断枠組みや傾向が、ガラリと変わるものではないと考えられます。